2011年11月30日

物語文の学習でのマインドマップ活用

青森の奥地の前多です。

所持している中高免許が理科で、最近公開している授業は全て社会科の私は、国語科の指導が得意ではありません。
苦手といったほうがいいかもしれません。
そんな私が行ってきた国語科物語文の指導でのマインドマップ活用について紹介します。

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授業前の教材研究
授業前の教材研究でのマインドマップ活用は国語の教材研究のやりかたが分からない教師にオススメです。

指導書や先行事例を見る前に、まず指導者が教材文をマインドマップにまとめることにより、借り物ではない自分なりの教材解釈ができます。

文章量にもよりますが、最初から1枚にまとめようとはせずに数枚のミニマインドマップをかき、それをまとめて1枚のマスターマインドマップにまとめるほうが良いでしょう。

綺麗にかく必要はありません。自分が読めるレベルのマインドマップで十分です。

初発と学習後のマインドマップ
初発と学習後のマインドマップはすぐにでもできる簡単な活用法です。

初発の感想をかかせるのは定番(ですよね?)です。しかし、文章を書くのが苦手な児童にとってはかなりの苦痛を伴う作業です。これから学習に入っていこうというときに、苦痛からスタートするのはモチベーション的にどうでしょう?

初発の感想マインドマップのかかせかたの一例として

最初の読み→セントラルイメージ→本文を見ないでマインドマップ→本文をチラ見しながらマインドマップ

という流れがあります。

マインドマップ導入初期の頃は指導者からBOIを指定したほうがスムーズです。

自分なりのBOIが見つかった児童がいた場合はそれを認め、全体に紹介します。自分の発想が認められることによって児童は自信をもち主体的な学びへとつながります。

また、これを繰り返すことによって児童自身がBOIを見つけられるようになってきます。

最初に本文を見ないでマインドマップをかき進めるのは、そうすることによって児童の心に残ったところを明確にするためです。

最初から本文を見せてマインドマップをかくと、児童は文頭から順番にワードを拾ってしまいます。よって、最初は文章を見ないでかいた方が良いのです。

ある程度時間が過ぎたところで本文を見ながらかかせます。児童の中で情報への渇望感が生じているはずなので一気にフロー状態に入ってしまうことが多いです。

フロー状態に入っている児童にストップをかけるのはもったいないような気もするのですがあらかじめ設定していた時間で作業を止めましょう。

そして何らかの形でマインドマップをシェアする時間を確保するべきです。

単元の最後にもう一度同じようなマインドマップをかかせて初発のマインドマップと比較することも有効な活用法です。

マインドマップで内容理解
マインドマップで内容の読み取りを進めていく場合はワークシート的なマインドマップ(以下ワークシートマインドマップ)の使い方が有効です。ワークシートマインドマップは国語に限らずいろいろな授業で活用できる方法です。

教師の側で黒板や模造紙にかいたマインドマップに発問や指示をブランチにのせていきます。

児童はそれに対する答えをブランチを伸ばしてのせていくのです。

発問や指示の部分までは全員が同じものをかきますがそこから先の部分は児童一人一人が考えてかくのです。

一問一答でも一問多答でもどちらでも対応できます。

ワークシートマインドマップの場合でもイラストやイメージを多用することを勧めます。

黒板や模造紙に教師がかくマインドマップは最低限のものであって、児童の手元にはそれぞれがブランチやイメージを自由に付け加えられたマインドマップがあることが理想です。

抜粋法のツールとしても活用できます。

重要な文や語句をマーカーで塗りつぶしたり、サイドラインを引いたりする方法は普通に行われています。

しかし、もともと文章を読み取るのが苦手な児童にとってはそれだけでは抜粋として不十分です。

マインドマップにキーワードを抜くことによって、余分な情報がそぎ落とされ児童の思考がスムーズになります。

2011年11月26日

板書マインドマップ

青森の奥地の前多です。板書マインドマップについてまとめてみました。

板書マインドマップの利点
私の授業の板書は90%以上、マインドマップです。

課題やまとめはこれまで通り直線的に書いています。

板書をマインドマップにする利点はいくつかあります。

一つ目は板書を構造的にかけると言うことです。マインドマップのかき方自体がすでに構造化をルールとして内包しているので、特に意識しなくても自然と構造化された板書になります。

二つ目は板書スペースを有効に活用できるということです。直線的な板書ではどうしてもデッドスペースができてしまいますが、マインドマップの場合、空間を求めてブランチを伸ばすことでそれが解消されます。

三つ目は、児童のノートが板書の丸写しから脱却できやすいということです。

板書マインドマップの種類

勝手に私が分類して呼んでいるだけなのですが、2種類あります。

模造紙マインドマップ
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私がもっとも多用している板書マインドマップの手法です。黒板に模造紙を貼り付けて水性マーカーで記入します。

メリットとしては、
・保存ができる
・カラフルにかける
の2点があります。

保存ができるためそのまま掲示物として活用できます。学習の定着をはかったり、欠席児童への補充に活用したりと色々な活用法があります。

デメリットとしては
・まちがいを直しにくい
・保管スペースを必要とする
の2点が考えられます。

トニー・ブザンは間違ったことにも意味があるため、二重線で取り消す程度で、そのまま残すべきだと言っているそうですが、掲示物として活用することを考えるとあまり間違えたくないものです。学校の掲示物に誤字があってならないというのは昔からの鉄則です。
私の場合は誤字があった場合はハート型で塗りつぶすことにしています。

模造紙マインドマップは児童の目の前で授業中にかくことに意味があります。いきなり完成形のマインドマップを見せられても児童はそれを理解できません。ブランチが伸びていく過程を共有することによって初めて理解できるのです。

私は2年間連続して6年生の社会科専科です。昨年度の授業でかいた模造紙マインドマップは1枚も流用していません。それを使っても全く学習効果が得られないからです。

つまり、掲示期間を過ぎた模造紙マインドマップを保存しておくことにはほとんど意味が無いのです。

しかし、うまくかけた模造紙マインドマップを捨てるのは非常に後ろ髪引かれるものです。私の場合はデジカメで撮影してパソコンに保存しています。それでも、なかなか捨てられないのですが…


黒板マインドマップ
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黒板マインドマップとは、直接黒板やホワイトボードにかくマインドマップです。
メリットとしては
・準備不要で手軽
・修正が簡単
の2点が考えられます。

準備がいらないので即興ですぐにかき始められます。作業の手順を指示するときや、話合いの内容を記録する時に使うことが多いです。
黒板消しで簡単に消せるので、修正が簡単です。学級会等で黒板書記の児童がマインドマップをかくときに使います。

デメリットとしては
・色数が少ない
・基本的に使い捨て
の2点が考えられます。

チョークまたはホワイトボードマーカーでかくことになります。どうしても色数が限定されるため凝ったセントラルイメージやイラストを描くのには不向きです。
また、次の授業までには消さなければならないので、複数時間にまたがる授業には不向きです。逆に、消すことが前提なので残したくないマインドマップ(学級内での問題等を話し合うのに使ったマップ)をかくときには最適なチョイスであるといえます。
posted by まえた at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月23日

作業指示マインドマップ

青森の奥地の前多です。

2011年11月の実践を紹介します。

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1年生の担任が不在だったので補充に入りました。

その時に黒板にサラサラとかいた指示マインドマップです。

算数のワークブックをやる順番をかいたものです。

箇条書きでもいいじゃん!といってしまえばそれまでです。

1年生はこれを見ながらしっかりと作業していました。

だれ一人として

「先生、つぎは何をやるのですか?」

と質問してくる児童はいませんでした。
posted by まえた at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

韓国併合と不平等条約改正、国際社会での日本の活躍の学習

青森の奥地の前多です。
2011年11月の実践です。

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韓国併合と不平等条約改正、国際社会での日本の活躍の学習です。

セントラルイメージは札束を持った、口ひげのジョニーです。

進度調節のため2時間分の内容を1時間にまとめました。

今回のジョニーは小村寿太郎の特徴を印象づけるために口ひげ短髪にしています。

なぜ、札束をもっているのでしょう。

学習範囲の中に新旧の紙幣肖像画となった人物が4人も登場しているからです。

授業中に児童から出た質問が興味深かったので紹介します。

「なぜ北里柴三郎はお札の肖像画になっていないのですか?」

なるほどなあと思いました。

肖像画に選ばれるためには色々な条件(思惑)が絡むと思いますので、軽はずみは回答は避け、

「いつか、肖像画になるかもしれないね。それだけのことをやったひとだよね。」

と話しておきました。

2011年11月21日

3年生へのマインドマップ導入授業

青森の奥地の前多です。

2011年11月の実践です。

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担任不在で補充にはいった3年生でマインドマップの導入を行いました。

テーマは定番の「好きなもの」

セントラルイメージに3色のハートをかいたあとに、徹底的にブランチだけかかせました。これをやると、ブランチが先というルールが定着しやすいです。

用紙全体にブランチがひろがったあとに、全員共通で「食べ物」からはじめました。最初から自由にすると何も書けずに終わる児童がでてきます。

その後は自由。

担任にお見せしたいほどの集中力を発揮していました。
posted by まえた at 05:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月18日

日清戦争、日露戦争の学習

青森の奥地の前多です。

今回のマインドマップはこちら。

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日露戦争、日清戦争の学習です。

セントラルイメージは戦後賠償金をもらってニヤリとするジョニーです。

45分で扱うにはボリュームがありすぎますね。

2011年11月16日

陸奥宗光と条約改正

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青森の奥地の前多です。

2011年11月の実践
領事裁判権改正の学習です。

セントラルイメージは七三で口ひげ、あごひげなジョニーです。

陸奥宗光と小村寿太郎は、とある調査によると小学校の歴史学習で最も間違われる人物なのだそうです。

そこで、今回はセントラルイメージにプレーンジョニーをかきました。

その後、子どもたちとのやりとりを経て、七三髭つきジョニーになりました。

かなり強烈なインプットになりました。

2011年11月04日

大日本帝国憲法と最初の国会

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青森の奥地の前多です。

2011年10月の実践です。内容は大日本帝国憲法と国会開設の学習。

セントラルイメージは投票するジョニーです。

一定の税金を納められる裕福な紳士をイメージしました。イメージが古いですね。

2011年11月03日

自由民権運動の学習

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青森の奥地の前多です。

2011年10月の実践です。

セントラルイメージは熱弁をふるうジョニー。

プロッキーの消費が激しいです。

替え芯のストックは豊富に用意しているのですが、授業中に色がかすれてきたときは、変えることができません。

2セット用意しておかないとならんなと思っています。

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