2013年09月17日

指導をしない 指導

まずはマインドマップをご覧ください。
20130917083736.jpg

20130917083739.jpg

 これらのマインドマップは4年生の児童が「住みよいくらしを守る」という単元の学習を自力でまとめたものです。
 これまで学習した「消防」「警察」「浄水場」「清掃工場」を象徴するものが、セントラルイメージに生かされています。
 もう、完全に指導者を超えています。子どもに学ばねばなりません。


 児童がこれをかいていとき私は、児童と同じように黒板でマインドマップをかいていました。
 ほとんどの児童は、学習したことを、自力でマインドマップにまとめることができます。
 しかし、全員ではありません。教師の支援が必要な児童がいます。

 その子たちに、そばに付き添って個別に支援することも可能なのですが、私はあえてそれをしませんでした。
 理由は3つです。

1つ目は、児童が個別支援することで場の雰囲気が壊れることを避けたかったからです。
 私が個別支援にはいることによって、教室内には多少なりとも、私の声が響き渡る事になります。
実際に教室に来てもらえれば分かるのですが、児童にまとめのマインドマップをかかせている時の教室は、静まりかえっているのです。聞こえてくるのは、子どもたちがブランチ(枝)を伸ばすときにペンを走らせるシューッという音とだけなのです。
 隣の教室から聞こえてくる授業の声でさえも邪魔に感じるほどの集中状態の中では、個別指導中とはいえ、私の声は雑音になるのです。


 2つ目は、すべての児童に、自分でまとめたという実感を持ってほしかったからです。
 私は常日頃から、子どもたちに、

「マネすることは悪い事じゃない。良いものは堂々とマネしよう。」

と指導しています。

 友達のマインドマップを見て、良いと思ったところは

「とても良いから、マネするよ」

と宣言してから、堂々とマネするように指導しています。

 それでも、マネすることを躊躇してしまう子がいます。なぜなら、マネ=良くないことという考え方が児童に定着しているからです。
 私が担任だったら、数日でそのような思いこみは払拭させることができるのですが、社会科の専科で週に3時間だけの指導では、なかなか払拭できません。
 そこで、私が児童と同時に黒板でマインドマップをかいて、マネさせるのです。もちろん、友達のをマネしても良いことを告げます。
 私のマインドマップをマネしてかき始めても、最後まで丸写しする児童はいません。たいていは途中で自分なりのまとめ方になっていきます。
 かき始めがスムーズに進めば、あとは勢いがつくものなのです。
 こうすることによって、全ての児童が同じ時間に同じ作業を進めることができます。誰一人としてお地蔵様のように黙って座っている人はいません。


 3つ目は、教師がマインドマップを楽しんでいる姿を見せつけたかったからです。
 授業者としては良くないことなのかもしれませんが、私自身が没頭してマインドマップをかきます。それも、ニヤニヤしながら楽しそうにかきます。
 実はこれが、子どもたちにマインドマップを指導する時に一番大切なのではないかと思っています。
 授業でマインドマップを活用したいと考えている方や、すでに活用しているけれど今ひとつ上手くいかないと悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
1234315_556452241068759_2020328339_n.jpg
posted by まえた at 17:26| Comment(1) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月13日

授業のツールとしてのマインドマップ

先日、白鷗大学教育学部の赤堀侃司先生の講演を聞いてきました。

演題は、

「タブレット端末は、紙とどこが異なるのか」

ICT好きとしては、なかなか興味を惹かれる演題です。

久々に本気モードで講義録マインドマップをかきながら聞きました。

999135_555997524447564_142130087_n.jpg

結論から言いますと、紙は最強だそうです。紙は絶対無くならないと断言していました。

そのうえで、個人が使う教材提示メディアとして紙・タブレット・パソコンを比較した研究結果について語ってくれました。

学生に同じ教材を、紙・タブレット・パソコンで提示して学習させ、その後で同じテストに取り組ませた場合、選択問題や基礎的な問題では紙がダントツで優位だそうです。

しかし、記述問題や応用的な問題になると、タブレットで学習したグループの方が優位になるのだそうです。

ちなみに、パソコンは総合的にダメダメでした。

赤堀先生は、色々な要因について述べられていましたが、最も私の頭に残ったのは、インターフェースの違いについてでした。

パソコンが基本的にマウスやキーボードで入力するのに対して、紙やタブレットは鉛筆や指で「擦る」から良いのではといっていました。

いろいろな講座でハワード・ガードナー博士の多重知能理論について聞かされているので「擦る」という身体運動が、学習に影響を与えることは、当然だろうと思いました。

581584_556020344445282_460772183_n.jpg

もう1つ、強烈に記憶に残ったのは、板書についてのお話です。

授業の板書を丸写しさせたグループと、大事だと思った部分を選んでデジタルカメラで撮影させたグループの学習定着度を比較したのだそうです。

すると、大方の予想に反して、デジカメ撮影グループのほうが優位だったのだそうです。

板書丸写しは「ガマンする」ことを強いられる、外発的な動機付けの学習であるのに対し、デジカメ撮影は自分で吟味して撮影カ所を選ぶ内発的な学習だからではないかと推測します。


これらのことを踏まえて、手前味噌で考察すると、

最強のメディアである紙を使い、通常のノート取りよりも身体運動を伴い、自分で言葉の繋がりや配置を吟味するマインドマップって、かなり優れた学習方法である

ということになります。
繰り返しますが、あくまでも手前味噌の考察です。


最後の方で、赤堀先生が
「優れた道具が普及すると、色々なことを標準化する」
と述べていました。

パソコンが導入されることによって、公務処理や医療事務が標準化されました。

標準化されるということは、名人芸が不要になるということです。

マインドマップが普及する事によって、授業名人じゃなくても、良い授業を量産できるようになるのではないか?

こんな風に私は考えています。


posted by まえた at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月10日

水産業の学習をしています

1275772_554881271225856_955262939_o.jpg

行事やその他の事情で、社会科の授業がつぶれがちで、進度が遅れているので、1時間で4ページ進みました。

セントラルイメージはカツオの一本釣りをしているジョニーです。

今回のマップの工夫ポイントは、漁業の分類の「遠洋漁業」を遠くに離して書いたところ。

子どもたちに
「なんでここだけ離したか分かる?」
と聞いたら、
「遠いから!」
と答えてくれました。

沖合漁業も、もう少し離せばよかったと反省しております。

1239459_555240584523258_2027040081_n.jpg
こちらは別の日にかいたマインドマップです。

セントラルイメージは、港の地図記号ジョニーです。ジョニーの後には水産業で働く人の数を表したグラフを描いてみました。

模造紙マインドマップは毎回授業中に児童と掛け合いしながらかいています。

今回は後半に10分間のビデオ視聴を予定していたので、このマップにかけた時間は30分です。

そのビデオも、マインドマップでメモとりながらの視聴なので、児童は45分間で2枚のマインドマップをかきました。

これでようやく進度が追いつきました。

一安心です。

2013年09月03日

思考ツールで授業参観の準備をする

先日、校内で提案授業が行われました。
私は、研究授業を参観するときに様々な思考ツールを活用します。
今回は、マインドマップな気分だったので、マインドマップを活用して授業を参観しました。

準備1


20130830104027.jpg
まず、セントラルイメージをかきます。今回の授業は「手で食べる、箸で食べる」という説明文の授業だったので、それをイメージしながらセントラルイメージを描きました。

準備2


20130830105806.jpg
つぎに、配付された指導案を見ながら、授業の流れをブランチに乗せておきます。
ここで細かくかくことはしません。人に見せるわけでは無いので、自分が分かるようにかけば良いのです。

参観


20130830130321.jpg
それを見ながら授業を参観します。授業参観中は、指導案に目を通すことはしません。
マインドマップに、事実だけで無く頭に浮かんだことを思いつくままに追記します。

事後研究会


20130830163325.jpg
授業後の研究協議では指導案とマインドマップを見比べながら発言します。
その場での気付きや、指導主事からの助言を受けて考えたこともかいておきます。


最初、授業中、研究協議で、それぞれペンを変えると、後で見たときにどの場面で書き込んだことか分かりやすくなります。

校外の授業の場合


1184870_551786858201964_1538324033_n.jpg
他校に出かけて、その場で初めて読む指導案を検討する時は、BMGのキャンバスがとても役にたちます。
指導案に目を通しながら提案者の話を聞き、キャンバスを埋めて行けば、それほど時間をかけずに指導案の理解が進みます。
何をやりたいのか、何がかけているのか、不整合なところはどこか等々が短時間で見えて来ます。

ビジネスモデルキャンバスは元々教育用のツールではないので、活用にあたっては自分なりの翻訳が必要になりますが、根本的なことが理解できれば誰でも活用できるはずです。


これらの事例はあくまでも私の場合です。

自分はこんな風にやってる!

という情報があれば、是非教えて下さい。



posted by まえた at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。