2011年02月19日

「型破りのコーチング」のどこが型破りなのだろうか

平尾誠二氏と金井壽宏氏の共著「型破りのコーチング」を読んで見ました。



実は、ずっと積ん読だったものです。最近私が受けたコーチングセッションがいつも以上に素晴らしかったので、ようやく読んで見る気になりました。

しかし、読んで見て違和感が…

何処が型破りなのか全く分からないのです。


 いくら読んでも書かれていることは当たり前のことばかりです。

 強制的で強圧てきな指示によるコーチングは駄目だと書いているのです。

 しばらくして気づいたのは

「私が受けているコーチングと、世の中の常識としてあるコーチングは全く別物である。」 

ということです。

 言い換えれば

「既に私は型破りのコーチングを受けていて、それが当たり前になっている。」

ということです。


 おそらく多くの方々にとってのコーチングとは、積極的に介入してきて型を教えるというイメージなのでしょう。実際、私がスポーツをやっていたときに出会ってきたコーチは、そのような感じでした。

 そして、私自身もコーチというのは上から指示を出し引っ張り上げるものだと思っていたようです。

 実際に自分が定期的にコーチングを受けるようになって、この認識は完全に別物にシフトしました。

 私の感覚としては

「コーチとはそばに立って、自分の能力を最大に発揮できるように、背中を押してくれる存在。」

なのです。

 背中の押し方も、さりげなく押されるときもあれば、ゆっくりではあるけれども抵抗できないほど強くおされる時もあります。いずれにしろ心地よく押してくれるのです。

 そのようなコーチングが当たり前になっている私にとっては、この本に書かれていることは型破りでも何でもなかったのですね。

 本の著者の二人には申し訳ないのですが、この本のタイトルが成立しなくなるくらいにコーチングが普及してくれればいいなと思っています。



 この本の31ページに

「反発係数が低くなった若者たち」

というパートがあります。

 物凄く納得しました。

 10年ほど前に関わっていたバレーボールクラブの子どもたちは、いつも監督に反発していました。練習が終わった後に、後片付けしながら1時間ほど監督に対する愚痴を言い合うのです。そして、私はそれを延々と聞かされていました。しかしバレーボールは大好きだし、監督を人として嫌いなわけでは無かったので、毎日一生懸命に練習していました。そのチームは人数も少なく身長も高くなかったのですが、強いチームでした。県大会にも3回ほど出場しました。

 最近のチームは監督が何か言うと、すぐに落ち込んでしまい、テンションがなかなか上がってきません。私が指導しているわけでは無いので、何とも言えないのですが、今までの指導法では通用しなくなっているような気がします。


 教員として、コーチングについてある程度の知識を得ることは必須だと感じています。カウンセリングや教育相談とは違う、本当のコーチングをもっと多くの人々に知って欲しいなと思っています。
posted by まえた at 07:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: コーチの矢嶋美由希です。 コーチングの初期のころに大切にしていることのお話しです。 コーチングを受け始めのころは、 受ける方も、ドキドキとワクワクの入り混じったような状態..
Weblog: 矢嶋美由希の日記
Tracked: 2011-02-19 09:45

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