2013年09月13日

授業のツールとしてのマインドマップ

先日、白鷗大学教育学部の赤堀侃司先生の講演を聞いてきました。

演題は、

「タブレット端末は、紙とどこが異なるのか」

ICT好きとしては、なかなか興味を惹かれる演題です。

久々に本気モードで講義録マインドマップをかきながら聞きました。

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結論から言いますと、紙は最強だそうです。紙は絶対無くならないと断言していました。

そのうえで、個人が使う教材提示メディアとして紙・タブレット・パソコンを比較した研究結果について語ってくれました。

学生に同じ教材を、紙・タブレット・パソコンで提示して学習させ、その後で同じテストに取り組ませた場合、選択問題や基礎的な問題では紙がダントツで優位だそうです。

しかし、記述問題や応用的な問題になると、タブレットで学習したグループの方が優位になるのだそうです。

ちなみに、パソコンは総合的にダメダメでした。

赤堀先生は、色々な要因について述べられていましたが、最も私の頭に残ったのは、インターフェースの違いについてでした。

パソコンが基本的にマウスやキーボードで入力するのに対して、紙やタブレットは鉛筆や指で「擦る」から良いのではといっていました。

いろいろな講座でハワード・ガードナー博士の多重知能理論について聞かされているので「擦る」という身体運動が、学習に影響を与えることは、当然だろうと思いました。

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もう1つ、強烈に記憶に残ったのは、板書についてのお話です。

授業の板書を丸写しさせたグループと、大事だと思った部分を選んでデジタルカメラで撮影させたグループの学習定着度を比較したのだそうです。

すると、大方の予想に反して、デジカメ撮影グループのほうが優位だったのだそうです。

板書丸写しは「ガマンする」ことを強いられる、外発的な動機付けの学習であるのに対し、デジカメ撮影は自分で吟味して撮影カ所を選ぶ内発的な学習だからではないかと推測します。


これらのことを踏まえて、手前味噌で考察すると、

最強のメディアである紙を使い、通常のノート取りよりも身体運動を伴い、自分で言葉の繋がりや配置を吟味するマインドマップって、かなり優れた学習方法である

ということになります。
繰り返しますが、あくまでも手前味噌の考察です。


最後の方で、赤堀先生が
「優れた道具が普及すると、色々なことを標準化する」
と述べていました。

パソコンが導入されることによって、公務処理や医療事務が標準化されました。

標準化されるということは、名人芸が不要になるということです。

マインドマップが普及する事によって、授業名人じゃなくても、良い授業を量産できるようになるのではないか?

こんな風に私は考えています。


posted by まえた at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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