2013年09月17日

指導をしない 指導

まずはマインドマップをご覧ください。
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 これらのマインドマップは4年生の児童が「住みよいくらしを守る」という単元の学習を自力でまとめたものです。
 これまで学習した「消防」「警察」「浄水場」「清掃工場」を象徴するものが、セントラルイメージに生かされています。
 もう、完全に指導者を超えています。子どもに学ばねばなりません。


 児童がこれをかいていとき私は、児童と同じように黒板でマインドマップをかいていました。
 ほとんどの児童は、学習したことを、自力でマインドマップにまとめることができます。
 しかし、全員ではありません。教師の支援が必要な児童がいます。

 その子たちに、そばに付き添って個別に支援することも可能なのですが、私はあえてそれをしませんでした。
 理由は3つです。

1つ目は、児童が個別支援することで場の雰囲気が壊れることを避けたかったからです。
 私が個別支援にはいることによって、教室内には多少なりとも、私の声が響き渡る事になります。
実際に教室に来てもらえれば分かるのですが、児童にまとめのマインドマップをかかせている時の教室は、静まりかえっているのです。聞こえてくるのは、子どもたちがブランチ(枝)を伸ばすときにペンを走らせるシューッという音とだけなのです。
 隣の教室から聞こえてくる授業の声でさえも邪魔に感じるほどの集中状態の中では、個別指導中とはいえ、私の声は雑音になるのです。


 2つ目は、すべての児童に、自分でまとめたという実感を持ってほしかったからです。
 私は常日頃から、子どもたちに、

「マネすることは悪い事じゃない。良いものは堂々とマネしよう。」

と指導しています。

 友達のマインドマップを見て、良いと思ったところは

「とても良いから、マネするよ」

と宣言してから、堂々とマネするように指導しています。

 それでも、マネすることを躊躇してしまう子がいます。なぜなら、マネ=良くないことという考え方が児童に定着しているからです。
 私が担任だったら、数日でそのような思いこみは払拭させることができるのですが、社会科の専科で週に3時間だけの指導では、なかなか払拭できません。
 そこで、私が児童と同時に黒板でマインドマップをかいて、マネさせるのです。もちろん、友達のをマネしても良いことを告げます。
 私のマインドマップをマネしてかき始めても、最後まで丸写しする児童はいません。たいていは途中で自分なりのまとめ方になっていきます。
 かき始めがスムーズに進めば、あとは勢いがつくものなのです。
 こうすることによって、全ての児童が同じ時間に同じ作業を進めることができます。誰一人としてお地蔵様のように黙って座っている人はいません。


 3つ目は、教師がマインドマップを楽しんでいる姿を見せつけたかったからです。
 授業者としては良くないことなのかもしれませんが、私自身が没頭してマインドマップをかきます。それも、ニヤニヤしながら楽しそうにかきます。
 実はこれが、子どもたちにマインドマップを指導する時に一番大切なのではないかと思っています。
 授業でマインドマップを活用したいと考えている方や、すでに活用しているけれど今ひとつ上手くいかないと悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
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posted by まえた at 17:26| Comment(1) | TrackBack(0) | マインドマップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
砂子田真美(いさごだまみ)と言います。

前多さんの指導法を見て、感心しました。

従来の教育は、厳しく教えて、知識を覚えさせる方だと思います。

でも、これは、マインドマップを駆使して子供の発想力を伸ばしていくという柔軟な教育方法ですね。

それが普及していけば、子どもはきっと夢や希望にふくらみ、明るい未来につなげていけると私は信じられます。

トニーさんが開発したマインドマップやフォトリーディング、全脳思考に、私は興味を尽くせずにはいられません。

もしよかったら、話をする機会をいただけませんか?

子供の未来や教育方法などいろいろ話をしたいです。

どうぞよろしくお願いします。
Posted by isachan at 2013年09月22日 12:11
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